神様　

『出雲国風土記』には、「大神」の称号をもつ神が4柱登場します。どんな神か、祭る神社はどこかをまとめました。

籠（この）神社に伝わる系図では、天孫の火明命が大名持命の娘である天道姫と結婚したことになっている。火明命を祖とする天孫族と出雲族は最初から親戚だったわけで、国譲り神話の後に始まる天孫降臨が頭に染みついている人には、理解に苦しむ話だ。

実際には天若日子のモデルとなった神がいるんではないか？と考えました。天津彦根命が、そのモデルの一つであると考察しました。

『日本書紀』で、初めて相撲をとったとされる野見宿禰ですが、出雲国の出身と書かれています。野見宿禰の伝承地を訪ねてみました。

アジスキタカヒコネの神は、雷神とも、農耕神ともいわれます。その理由を考えていきます。

『出雲国風土記』には、天甕津日女命という女神が登場します。関連する神社には、神魂伊豆乃賣神（いずのめ）が祀られています。もしかすると、天甕津日女命は、神魂伊豆乃賣神であり、出雲の地名起源に由来してるのではないでしょうか。

現在の美保神社の本殿の作りを見ると、元は夫婦神を祭っているのではなかろうかという思いがします。民俗学者　和歌森 太郎 著　『美保神社の研究』に載っている美保神社の伝承から、美保神社の祭神を深堀りしていきます。

大国魂神は、大国主命の荒魂であるという説がありますが、そう思われません。『出雲国風土記』や『日本書紀』を分析して、大国魂神はどんな神か検証していきます。

ほとんど名前が忘れられていますが、日本の母神ともいうべき偉大な女神です。

島根県安来市吉佐町には、出雲国造の祖と云われる天穂日命の降臨伝承があります。伝承を記した書籍と伝承地をお伝えします。