出雲大社から辰巳(東南)の方向に、歩いていくと出雲井社(いづもいのやしろ)が鎮座しています。4月の上旬に参拝すると、桜の花が満開です。ここの神社の説明板が出ています。出雲大社 摂社出雲井社(出雲路社)御祭神 岐神 (くなどのかみ)由緒勇武にして地理に明るく大国主命大神が`国譲り'の際、大神の...
高照姫命とは?下照姫命は、阿遅鉏高彦根命(あぢすきたかひこねのみこと)の妹神としてよく知られています。しかし、高照姫命(高照光姫とも書く)は、どうかと言うと知らない人が多いです。「たかてるひめのみこと」と読みます。実は、事代主命の妹神です。『先代旧事本紀』の記述『先代旧事本紀』には大己貴命の娘神とし...
初期ヤマト王権と出雲族のつながりはあったのか?「日本書紀」や「古事記」には、国譲り神話を書く片方で、出雲の事代主命が関係した豪族が初期ヤマト王権を支えてきたことも書かれています。だから、出雲VS大和の構図だけで、歴史を見ると何かとんでもないことを述べているように思われますが、「国譲り神話」は、ヤマト...
出雲地方には、四つの「大神」の称号のついた神様が登場します。出雲四大神はどういう神か?その出雲四大神は、①野城大神(のぎのおおかみ)②熊野大神(くまののおおかみ)③佐太大神(さだのおおかみ)④所造天下大神(あめのしたつくらししおおかみ)『出雲国風土記』(733年)に登場する4柱の神様を言います。記紀...
はじめにここでは、主に中国地方で盛んにおこなわれている、藁で作った蛇を神木に巻きつける荒神(こうじん)について述べます。小さな集落ごと、あるいは近接の合同の集落で祀られるので、様々な祭祀のやり方があり、一概にこのように行なうものとはいい切れません。主に島根県東部、鳥取県や岡山の荒神について述べていき...
上の写真は、島根県安来市に流れる飯梨川。大国魂神の概略大国魂神 (おおくにたまのかみ)は、奈良県天理市の大和(おおやまと)神社の祭神であり、「日本大国魂大神」「倭大国魂大神」(やまとおおくにたまのかみ」とも呼ばれている。そして、日本の大地主神とされている。現在の大和神社は、本殿3殿並立になっており、...
天孫族と出雲族は最初から親戚だったというのが今回のテーマである。国譲り神話が頭に染みついている人には、理解に苦しむ話だ。まず「ホアカリ」と聞いて、どんな神様か気がつく人はあまりいない。漢字で書くと、「火明命」「天火明命」だ。記紀神話では、ニニギノミコトの息子の中の一人として登場して存在感がない。しか...
古代史の本には、「出雲族」(いずもぞく)という言葉がでてきますが、その言葉の使われ方は、一貫していないと思います。だから、その出雲族が何なのかという、その前提がいろいろで本を読んでいて混乱します。出雲族とは?下記のような言葉の使われ方があると思います。一般的には、①から⑤が言われている気がします。①...